俺様王子が恋をした

そんな意味も込めて

「恭介先輩……っ!」

自分の出せる一番大きな声で
大好きな人の名前を呼んだ。


ゆっくりと振り返り
私の姿を捕えた先輩は
ふわっと優しく微笑んだ。

「まゆ。」

私の名前を呼ぶその声が愛しくて
耳に焼き付けたくて
先輩を全身で感じたくて


----ドンッ
思いっきり先輩の胸に飛び込んだ。

「今日は大胆だね?
 こんな大勢の前で。
 そんな可愛い恰好してどこまで
 俺を煽るの?」

今日も先輩はいつも通り意地悪だった。