俺様王子が恋をした

「無理。俺はまゆ以外からは受け取らない。」

冷たくあしらった。
不機嫌で低い声を出した先輩に
女の子たちもさすがに驚いたのか
一瞬で騒ぎが収まった。

「おい、まゆなんで先に行こうと
 してんだよ。」


静まり返った空気の中で
先輩だけがいつもと変わらずに話す。

「い、いや、お邪魔かなぁ~って…」

本当はちょっと嫌だなと思ったけど
そんな事言えなくて
誤魔化した。

「邪魔なわけあるか。
 俺の隣はお前専用だ。
 放課後、楽しみにしてるから。」