「ねぇ、何してんの?」


声のした方を向くと
一番助けてほしかった人の姿。

それを思ったのは私だけじゃ
なかったはず。


イブ先輩も健人君もいた。


「先輩…」

「なに?お前ら。邪魔すんなよ。」

…ピキッ

あ、なんか今やばい音がした気が…

「…邪魔すんなだと?
 言ってくれんね。俺の彼女に
 手出しておいて。
 もちろん、覚悟は出来てんだろうなぁ?」

……先輩がキレました。

黒いオーラを身に纏って
一歩一歩ゆっくり近づいてくる。

男たちは
ヒッと言う声を上げて逃げようとしたけど
それを先輩が許すはずもなくて