俺様王子が恋をした

「だって『あの』柊君が
 溺愛してる彼女だし
 すっごく可愛いから!」

お世辞たっぷりの言葉を
言われたけど

「私、全然可愛くなんて
 ないですから…」

これは事実だ。

「噂通りの無自覚ちゃんなんだね?」

と、またよくわからない事を
言っていたので
首を傾げていると、遠くで

『おーい、何してんだよ!』
って私達を呼ぶ瞬君の声が聞こえた。

「今行くー!」
そう麗さんが返事をし
2人でみんなの元へ向かった。

麗さん…
入学式の時は心がぐちゃぐちゃに
なった相手だったけど
こうやって話してみるととてもいい人なのが
分かったし、心も痛まない。
ちゃんと進めてるんだね、私。