「あのね、男の子は我慢の限界が
 あるんだよ!」

我慢…?

「そう、みんな狼くんだから。」

うんうんって勝手に納得してる2人。
私に話してるのに
全然ついていかれない…

「高校男子なんて、性欲の塊!
 させてあげないと逃げられるよ~?」

そっそんな!

「せ、先輩はそんなんじゃな…」
「「そんなんなの!!」」

またかぶってる…

「よく考えて。柊先輩だよ。
 学校一のモテ王子。そして来るもの拒まず。
 この状況なら毎日してたっておかしくないはず。」

そ、そうなの…
覚悟はしてたけど
いざ言葉にされると落ち込んでしまう…

「ちょ、落ち込ませたいわけじゃなくて!
 簡単に言うと、もう柊先輩は限界だって事!」