俺様王子が恋をした

私はそんな先輩から目が
離せなくなっていた。

自分の顔が赤いとか、距離が近いとか
そんな事も忘れて、ただ見惚れていた。


「そんな見んじゃねぇ。」
そう言って先輩の両手で目を塞がれてしまった。

「す、すみません!つい・・・。」
思わず少し後ろに下がった。

「てか、それ」
先輩が指を差しているのは私の首元。

そこにはハートのチャームに綺麗な小さな石が3つ
埋め込まれたネックレスだった。

「え、これって・・・」

「誕生日プレゼント。
 ちゃんとバイトして稼いだ金で買ったからな。」

その言葉に心にひっかかっていたものが外れた。
用事があると言ってすぐ帰るようになったのは
この為にバイトしてたからなんだ・・・。


「あ、ありがとうございます・・・。」

嬉しくて涙が溢れた。