その先の夏まで
恋愛(ピュア)
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荒戸青/著
- 作品番号
- 1521300
- 最終更新
- 2018/08/29
- 総文字数
- 255
- ページ数
- 2ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 16
- いいね数
- 0
僕には忘れなれない夏がある。
高校2年の夏。もう10年も前になる。
あの日は台風8号の影響で、電車が動かなかった。
帰り道を徒歩に切り替えた僕は、傘の意味を成さない暴雨の中、自宅の最寄駅から2駅離れた本屋の前で、雨露を凌いでいた。
今でもはっきりと覚えている。
淡いピンクの傘で、雨を避けながら走ってくる君を。そして僕の隣で雨避けをする君を…
僕は今でも、あの台風8号に感謝している。
高校2年の夏。もう10年も前になる。
あの日は台風8号の影響で、電車が動かなかった。
帰り道を徒歩に切り替えた僕は、傘の意味を成さない暴雨の中、自宅の最寄駅から2駅離れた本屋の前で、雨露を凌いでいた。
今でもはっきりと覚えている。
淡いピンクの傘で、雨を避けながら走ってくる君を。そして僕の隣で雨避けをする君を…
僕は今でも、あの台風8号に感謝している。
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