「それにしても、今日もかよ。」

呆れたように言う、胡桃。胡桃は中学からの友達だ。

今私たちは高校2年生。結構、長い方、なのかな?


『いや、さ。もう毎朝だから慣れちゃうよね。』


「でも、信じられねぇよ。男側の俺からしても。あいつのこと、まだ好きなの?」


その質問に、少し目を伏せる。

『分からない。だけど、浮気してても何も思わないからもう好きじゃないのかもね。』

「かもってどっちよ!!」


まだまだ追求してくる手。


『……、好きじゃない』


私の気持ちは、どうなのだろうか。いや、答えは出ている。何も思わなくなった時点で、それが答えなのだろう。


「じゃあ、付き合ってる意味あるの?」

呆れたように、胡桃が聞いてくる。


『話す機会があれば、今すぐにでも別れたい。』

少し神妙な顔を作り出して、そう言えば。

「よし、んじゃあ振る時はスカッとさせたいよな。

ハッキリと、キッパリ。こっちに未練なんてありませんというように。」

日向が素敵な案を出してくれる。

『そうね』



「「『復讐、してやろう(ぜ)!!』」」