「ようは、復縁か、あるいはもう一度雪乃の心取り戻せるかも!!と期待をしかけた所をあっさりと振るってことね。」

要約してくれた胡桃に、そうだ、というように大きく頷く。

私は、笑みを深める。

それに比例するよう、日向の顔からはだんだんと色が無くなっていく。

わ、日向の顔真っ青。

だって、昔の人も言ったでしょ?

目には目を歯には歯を。

まぁ、私の犬歯で噛みちぎってやるけどね。

メッセージチャットアプリを起動して、浅岡 樹の画面を再び開く。

《わかった》


送信ボタンを押す。送信ボタンの部分が紙飛行機になっているデザインが地味に好きだったりする。

『舞台は整ったわ。

そうね、どれくらい続くかは分からないけれど。

1週間くらい続けて、相手がまた、私に希望を持ち始めたら開始しようかな。』



Let’s show time!!