【中完】彼女なんて辞めてやる。

女と話したり、遊びに行ったりすれば雪乃は妬いてくれると思った。

女の子が話しかけてくるのをニコニコと対応しながらも、雪乃の様子を遠目に見る。



_______合わない、視線。



その視線は、彼女の親友の胡桃と幼なじみの日向から外れることはなくて。


合う回数も、めっきりと減っていって。

その瞳の温度もだんだん冷めていって。

俺の行動は、それに比例するように日に日に度をましていく。


本人に、話し合えばよかったのだろう。


だけど、嫉妬する姿なんて見せたくなくて。

カッコ悪い気がして。



彼女から、笑顔を奪いたくなくて。

嫌われたくなくて。





俺の自分勝手は、一人歩きしていった。



結局は、自分の

自己満だったんだ。



たまにしか合わなくなった視線が、もう合うことは無くなった。



俺に、もう、チャンスはありませんか?








樹side.end