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「おっはよ〜!!」
学校に着き教室に入ると親友の木下若葉(キノシタ ワカバ)
が私に抱きついてくる

「わかばちゃん!」

「相変わらずうるさいよね、...離れて」

翼くんも同じクラスだから人見知りの私には心強い

「いいじゃん!こんくらい!」
「は?うるさいって言ってんじゃん。まず黙れ」

...ただ困るのは2人が会うと必ず喧嘩になることだ

「まあまあ二人とも...」

2人をなだめるのも毎日の日課だったりする



「...そういえば1時間目って数学だよね?羽花、宿題やった?」

「あ!忘れてた!若葉ちゃんやってきたの?」

「まじか!この私がやってきたと思う?」

「自慢することじゃないでしょ、そこは」

それは翼くんに同感だな…

「くそー、羽花にみせてもらおうとしてたのにぃ」

そう言って若葉ちゃんはうなだれた

あ、ごめんね

「翼くんは宿題できてるの?」

私は翼くんに聞いてみる

「当たり前」

瞬間、若葉ちゃんの頭がガバッと上がった