着いたところは高級そうなイタリアンのお店……だと思う。
お店の前に掲げられた国旗の色が緑と白と赤で……。
「いらっしゃいませ。」
お店に入ると倉林支社長に負けずとも劣らない美しい男性が出迎えてくれた。
松嶋工場長といい、イケメンの友達はイケメンなのだと心の中で無理矢理に納得させた。
「時間ぴったり。さすがジン。」
……ジン?
疑問は口に出すことはせずに心に留めておいた。
二人の再会に水を差したくない。
話の雰囲気からどうやら倉林支社長の愛称のようだった。
「久しぶり。
そちらは?
可愛らしい子を連れて来てくれて腕が鳴るよ。」
「お前は作ってないんだろ?」
「ハハッ。まぁ。ここではな。」
くだけた会話を一通り済ませた倉林支社長が私の方へ向いて紹介してくれた。
「こちらは西村花音。
いつも一緒にいてくれる俺の心の拠り所なんだ。」
目を細めて慈しむような表情で見つめられてドキンと心臓がジャンプした。
「あ、いえ。あの……。」
私の言葉は続けた彼の言葉に遮られてしまった。
いつも一緒にいるのは仕事で!
拠り所って……勘違いされそうなことを言わないでよ!!
表面上は平静を装って、しかしその顔の下ではこれでもかと心は戸惑っていた。
お店の前に掲げられた国旗の色が緑と白と赤で……。
「いらっしゃいませ。」
お店に入ると倉林支社長に負けずとも劣らない美しい男性が出迎えてくれた。
松嶋工場長といい、イケメンの友達はイケメンなのだと心の中で無理矢理に納得させた。
「時間ぴったり。さすがジン。」
……ジン?
疑問は口に出すことはせずに心に留めておいた。
二人の再会に水を差したくない。
話の雰囲気からどうやら倉林支社長の愛称のようだった。
「久しぶり。
そちらは?
可愛らしい子を連れて来てくれて腕が鳴るよ。」
「お前は作ってないんだろ?」
「ハハッ。まぁ。ここではな。」
くだけた会話を一通り済ませた倉林支社長が私の方へ向いて紹介してくれた。
「こちらは西村花音。
いつも一緒にいてくれる俺の心の拠り所なんだ。」
目を細めて慈しむような表情で見つめられてドキンと心臓がジャンプした。
「あ、いえ。あの……。」
私の言葉は続けた彼の言葉に遮られてしまった。
いつも一緒にいるのは仕事で!
拠り所って……勘違いされそうなことを言わないでよ!!
表面上は平静を装って、しかしその顔の下ではこれでもかと心は戸惑っていた。

