「そんなのこと言った覚えありませんけど?」
「最初の頃、弁当を食べてた時に。」
「お弁当?頂いたのは覚えてます。
それと男性の好みに関係が?
……ッ。」
優しくキスをしていた指先を急に口に含んで弄び始めた。
口の中で舐められて甘く噛まれ艶かしい舌使いに甘い吐息が漏れる。
悪戯を仕掛ける途中でも指先から口を時折離してまだ普通に会話を続けようとする彼が恨めしい。
冷静でいられるならいてみたら?
なんて思われていそうで……。
そうやって私のしまいこんでいた気持ちを少しずつ暴いていく。
「みょうがが好きだって。」
「……変わり種が好きだからって言いたいんですか?」
もうなんの会話をしてるのか分からなくなって来る。
「違うよ。みょうがをなかなか食べさせてもらえなかったから恋い焦がれたって。」
「そんな、こと……。」
「俺のこともそれで気になったんじゃない?」
悪戯っぽい瞳を向けられて慌てて否定する。
「違っ。」
そんな小話を覚えてるなんて……。
「最初の頃、弁当を食べてた時に。」
「お弁当?頂いたのは覚えてます。
それと男性の好みに関係が?
……ッ。」
優しくキスをしていた指先を急に口に含んで弄び始めた。
口の中で舐められて甘く噛まれ艶かしい舌使いに甘い吐息が漏れる。
悪戯を仕掛ける途中でも指先から口を時折離してまだ普通に会話を続けようとする彼が恨めしい。
冷静でいられるならいてみたら?
なんて思われていそうで……。
そうやって私のしまいこんでいた気持ちを少しずつ暴いていく。
「みょうがが好きだって。」
「……変わり種が好きだからって言いたいんですか?」
もうなんの会話をしてるのか分からなくなって来る。
「違うよ。みょうがをなかなか食べさせてもらえなかったから恋い焦がれたって。」
「そんな、こと……。」
「俺のこともそれで気になったんじゃない?」
悪戯っぽい瞳を向けられて慌てて否定する。
「違っ。」
そんな小話を覚えてるなんて……。

