はつこい。

「大体さ!藤野くんはどうして こ ん な 奴を助けるんだろうね!」
『こんな』を強調して、安達さんは言った。


周りの女子からは賛同の声が上がる。
「ほんとそうだよね」「なんでなの」「どうして?」



あまりに非難してくるものだから、私はとうとう怖くなってしまって。



ぎゅっと、強く目を瞑った。



今までのことは全て悪夢で、目を開けたら、周りの安達さん達がいなくなっていたら。


…なんて、願いながら。