「す、好きです!一目惚れしました」
「うん」
「先輩が良ければ…つ、付き合ってください」
「なんで?」
「え…?」
「なんで私があんたと付き合わなくちゃいけないのか聞いてんの」
「え…それは俺が先輩を好きだから…」
「あんたは私の何を見て好きって言ってんの」
「…一目惚れしました」
「結局あんたは私の外見しか見てないってことでしょ?」
「…っ」
「私そう言う奴一番嫌いなんだよね」
「…っ」
「じゃ、そう言う事だから」
これで何度目だろうか。告白は。
何度も何度も冷たくあしらってやっても男子共は私の外見だけを見て好きと言ってくる。
正直どうでもいい。
私は生まれてきたくてこの容赦で生まれてきたわけではないんだから。
母親がロシア人で父親が日本人でロシアの遺伝は強いもので色素の薄い茶色く青みを得た瞳に茶色い髪…。
焼けもしない白い肌に166cmと高い身長に一度も嬉しいと思った事はなかった。
これのせいで欲にまみれた男子共が近寄ってきて私には苦痛だ。
廊下を歩いているとさっきの告白場を見ていたら奴らが私を見てヒソヒソと話している。
女子は私を酷く嫉妬に溢れた目で睨んでくるがこれももう慣れたものだ。
"ほんと性格悪いよね"
"あんなのどこがいいのか"
"顔がいいだけのブスじゃん"
"もう少し言葉選べよ"
私はその言葉を耳にして歩く足を止めて女子共の方に視線をやり言い返してやる。
「羨ましいなら顔の修正でもすれば?」
「…っ!?」
「ま、もう手遅れだろうけどね」
私はそれだけを吐き捨てて歩き出す。
女子共は直接言われると何も言い返せないのがいつものオチだ。
非常にしょうもないと思う。
わざわざ聞こえるように言うのならば直接言って来いばいいだけのものを…
「羽久安また大胆に振ったんだって?」
「情報早」
「この学校のマドンナの情報はすぐよ」
「しょうもない」
「でた~羽久安の塩対応」
私の名前は明智 羽久安高校3年生。
今年受験と言うのにあんな青春ごっこに付き合ってる暇なんてない。
この子は私の外見とかお構いなしにいつも一緒にいて私をわかってくれる女の子。
志条 真希(しじょう まき)同じクラスの子。
真希とは中学の頃からの親友で私の全てを受け入れてくれる。大事な子なんだ。
「しかし、あのバスケ部のエースですら敗北か~手強いね羽久安は」
「…しらん」
「羽久安は相変わらずだね」
恋愛なんてして何が楽しいのだろうか。そんないつかは終わるのがわかってることして何が楽しいのか私には理解ができない。
男に時間を削られるくらいなら真希と一緒にご飯食べたり遊んだりお喋りしてる方がよっぽど幸せだ。
ま、そんな真希にも彼氏がいるんだけどね。
去年から付き合ってるらしくこの間1年祈念とか言ってお揃いのネックレス見せびらかされたりした。
ま、真希が幸せなら私も嬉しいんだけどね。
私には男とか一生縁がないままでいい。
「羽久安今日は一緒に帰れない!」
「一弥くん?」
「うん!今日部活ないんだって!」
「良かったね」
「うん!ありがとう」
真希の彼氏は隣のクラスで結構人気がある爽やかな焼けた肌が目立つ笑うとチワワ見たいな人だ。戸田 一弥(とだ かずや)
私も何度か話ことがあるけど本当に真希が好きですって顔してて少し嬉しかったんだ。
何度も真希の失恋を側で見てきた身として真希にはこれ以上傷付いて欲しくないからね…
でも、幸せそうでよかった。
「楽しんでね」
「うん!羽久安大好き!」
「ありがとう」
放課後真希は真っ直ぐに迎えにきた一弥くんに駆け寄っていった。私に笑顔で手を振り帰っていった。
私もすぐに教室を出て学校を出る。
夏に差し掛かってきて少しジメジメしていて暑ぐるしさがある。
そろそろ夏用の制服に変えなくちゃな…。
私は人気の少ない歩道で信号を待っていると音楽を聴こうと鞄からスマホとイヤホンを出すとイヤホンが引っかかり歩道に落としてしまい急いで拾おうとすると
「!?」
「…お前死ぬのにはまだ早いぞ」
「…っ」
行き良いよく後に引っ張らたと思った途端に目の前を大型トラックが猛スピードで通り過ぎて行った。
イヤホンを見るとチギれてヘナヘナになって歩道に落ちていた。
私は助けてくれた人を見るとそこには今まで見た事のない程の綺麗な透き通った肌をした美男子がいた。
私を支えて視線を見下ろしていた。
私は放心状態で彼を見ていると彼は私を優しく離して落ちた鞄を拾ってくれた。
「ここ人気少ないからスピード違反とか多いから気をつけた方がいいよ」
「…はい」
「まだ若いんだから自分を大事にな」
彼は私の頭を少しなでると静かにその場を去っていった。どれくらいそこでぼーっとしていただろうかハッとすると当たり前だが彼はもういなくて少し落ち込む。
「…お礼言えなかった」
私この道毎日通るけどあんな人初めて見た。
世の中にあんな綺麗な人がいるんだ。
私を助けて優しく声をかけてくれたからきっと心も綺麗な人なんだろうな…。
「イヤホン新しいの買わなくちゃな…」
彼がここを通らなければ私のはこのイヤホンのようにぐちゃぐちゃに…って考えるだけで鳥肌と寒気がする。
私は周りを警戒しながら家に帰る。
これが彼との出会いで私の人生を狂わすことになるなんて今の私は知らない…。
「うん」
「先輩が良ければ…つ、付き合ってください」
「なんで?」
「え…?」
「なんで私があんたと付き合わなくちゃいけないのか聞いてんの」
「え…それは俺が先輩を好きだから…」
「あんたは私の何を見て好きって言ってんの」
「…一目惚れしました」
「結局あんたは私の外見しか見てないってことでしょ?」
「…っ」
「私そう言う奴一番嫌いなんだよね」
「…っ」
「じゃ、そう言う事だから」
これで何度目だろうか。告白は。
何度も何度も冷たくあしらってやっても男子共は私の外見だけを見て好きと言ってくる。
正直どうでもいい。
私は生まれてきたくてこの容赦で生まれてきたわけではないんだから。
母親がロシア人で父親が日本人でロシアの遺伝は強いもので色素の薄い茶色く青みを得た瞳に茶色い髪…。
焼けもしない白い肌に166cmと高い身長に一度も嬉しいと思った事はなかった。
これのせいで欲にまみれた男子共が近寄ってきて私には苦痛だ。
廊下を歩いているとさっきの告白場を見ていたら奴らが私を見てヒソヒソと話している。
女子は私を酷く嫉妬に溢れた目で睨んでくるがこれももう慣れたものだ。
"ほんと性格悪いよね"
"あんなのどこがいいのか"
"顔がいいだけのブスじゃん"
"もう少し言葉選べよ"
私はその言葉を耳にして歩く足を止めて女子共の方に視線をやり言い返してやる。
「羨ましいなら顔の修正でもすれば?」
「…っ!?」
「ま、もう手遅れだろうけどね」
私はそれだけを吐き捨てて歩き出す。
女子共は直接言われると何も言い返せないのがいつものオチだ。
非常にしょうもないと思う。
わざわざ聞こえるように言うのならば直接言って来いばいいだけのものを…
「羽久安また大胆に振ったんだって?」
「情報早」
「この学校のマドンナの情報はすぐよ」
「しょうもない」
「でた~羽久安の塩対応」
私の名前は明智 羽久安高校3年生。
今年受験と言うのにあんな青春ごっこに付き合ってる暇なんてない。
この子は私の外見とかお構いなしにいつも一緒にいて私をわかってくれる女の子。
志条 真希(しじょう まき)同じクラスの子。
真希とは中学の頃からの親友で私の全てを受け入れてくれる。大事な子なんだ。
「しかし、あのバスケ部のエースですら敗北か~手強いね羽久安は」
「…しらん」
「羽久安は相変わらずだね」
恋愛なんてして何が楽しいのだろうか。そんないつかは終わるのがわかってることして何が楽しいのか私には理解ができない。
男に時間を削られるくらいなら真希と一緒にご飯食べたり遊んだりお喋りしてる方がよっぽど幸せだ。
ま、そんな真希にも彼氏がいるんだけどね。
去年から付き合ってるらしくこの間1年祈念とか言ってお揃いのネックレス見せびらかされたりした。
ま、真希が幸せなら私も嬉しいんだけどね。
私には男とか一生縁がないままでいい。
「羽久安今日は一緒に帰れない!」
「一弥くん?」
「うん!今日部活ないんだって!」
「良かったね」
「うん!ありがとう」
真希の彼氏は隣のクラスで結構人気がある爽やかな焼けた肌が目立つ笑うとチワワ見たいな人だ。戸田 一弥(とだ かずや)
私も何度か話ことがあるけど本当に真希が好きですって顔してて少し嬉しかったんだ。
何度も真希の失恋を側で見てきた身として真希にはこれ以上傷付いて欲しくないからね…
でも、幸せそうでよかった。
「楽しんでね」
「うん!羽久安大好き!」
「ありがとう」
放課後真希は真っ直ぐに迎えにきた一弥くんに駆け寄っていった。私に笑顔で手を振り帰っていった。
私もすぐに教室を出て学校を出る。
夏に差し掛かってきて少しジメジメしていて暑ぐるしさがある。
そろそろ夏用の制服に変えなくちゃな…。
私は人気の少ない歩道で信号を待っていると音楽を聴こうと鞄からスマホとイヤホンを出すとイヤホンが引っかかり歩道に落としてしまい急いで拾おうとすると
「!?」
「…お前死ぬのにはまだ早いぞ」
「…っ」
行き良いよく後に引っ張らたと思った途端に目の前を大型トラックが猛スピードで通り過ぎて行った。
イヤホンを見るとチギれてヘナヘナになって歩道に落ちていた。
私は助けてくれた人を見るとそこには今まで見た事のない程の綺麗な透き通った肌をした美男子がいた。
私を支えて視線を見下ろしていた。
私は放心状態で彼を見ていると彼は私を優しく離して落ちた鞄を拾ってくれた。
「ここ人気少ないからスピード違反とか多いから気をつけた方がいいよ」
「…はい」
「まだ若いんだから自分を大事にな」
彼は私の頭を少しなでると静かにその場を去っていった。どれくらいそこでぼーっとしていただろうかハッとすると当たり前だが彼はもういなくて少し落ち込む。
「…お礼言えなかった」
私この道毎日通るけどあんな人初めて見た。
世の中にあんな綺麗な人がいるんだ。
私を助けて優しく声をかけてくれたからきっと心も綺麗な人なんだろうな…。
「イヤホン新しいの買わなくちゃな…」
彼がここを通らなければ私のはこのイヤホンのようにぐちゃぐちゃに…って考えるだけで鳥肌と寒気がする。
私は周りを警戒しながら家に帰る。
これが彼との出会いで私の人生を狂わすことになるなんて今の私は知らない…。

