ん…。なんか重い…。

それを床に落とすと

「ドサッ」

嫌な予感がして見てみるとー。

そこには予想通り兄の羅生(らい)が落ちていた。

「なんで羅生にぃがここいるの!?前に入らないでって言ったよね!?」

羅生「別にいいじゃんかー!こんなにかわいい妹が家にいるんだぞ?行かない訳がないじゃないか!!」

はぁ。もうなんでこんなにシスコンなんだろ…


あ、みなさんこんにちは!!

私は白神美麗(しらがみ みれい)、高校3年生です!!

隣町から引っ越してきたばっかりなんだ♪

好きな食べ物は卵焼きとクレープとオムライスと…って今はいいか!!

で、いま床に転がっているのが私の兄の白神羅生(しらがみ らい)。

毎朝毎朝!!私のベッドにいるんだよね…(泣)

本当に迷惑。

母「みーれーいー??あんた時計みてるのー??」

下からお母さんの声がした。

時計を見てみるとー。た、大変!!遅刻だ!!

さすがに登校初日から遅刻はヤバイって!!

私は兄を蹴り飛ばして、大急ぎで支度をした。