「えー!楓休みなの?」 五月中旬。 生徒会活動も慣れ始めた今日この頃。 教室に着くなり冬華は麗奈に向かって叫んだ。 「らしいわよ、熱出た休む、って来てるから」 「私には来てないんだけど!?ユリは、ユリ!」 「…ど、どうだったかな」 「絶対来てる奴じゃん、それ」