花と雫


「いーえ。こちらこそなんか脱がしてるみたいでちょっと良かったで?」

「うわぁ、やっぱ女慣れしてるー。でもあれじゃない、やっぱ制服のさブラウス脱がしてる時が一番燃えるくない?」

「わかるわー。焦らしながらボタン外してる時がな」

『同士よ』

チカとがっしりと手を組み、笑えば悠真が小さく咳払いする。

「背中大っぴらで語り合ってないで着替えてきたら?」

悠真にそういわれ、改めて自分の身なりを思い出した。

「じゃあ着替えてくる」

そういってもう一度部屋へと戻った。
ドレスを丁寧に脱いでゆき、制服に着替える。

とりあえず、今日は解散になりそうだからとドレスを持ったまま部屋を出た。

案の定、その日はもう解散で、明日も生徒会だけ早く来なければならないという縛りはないようだった。

加えて、挨拶は会長だけでいいらしく他の面々は開始時間に集まっていればいいとのこと。

ということを帰ってきた夏樹に聞いてから各々解散となった。