「わぁ、凄い!!」
チカについていった部屋には衣装が何着か並んでいた。
「せやんなぁ、俺も最初見た時びびったもん」
そこにはドレスだけでなくタキシードのようなものや、巫女、ナース、など様々な衣装があった。
想像するに依頼の際に特別な場所でばれないようにだと思うが、ナースや巫女に至ってはただの趣味にしか見えない。
「どれがいいと思う?」
それはさておき、ドレスから視線を外しチカを見れば、うーんと顎に指を添えて考えていた。
「春やしなぁ、これとかどうや?」
チカが指さしたのは白色のシースルー生地に桜の花びらを散らしたようなデザインのイブニングドレスだった。
「めっちゃいい!!それにしよ!」
女慣れしているチカが言うならそれで間違いないだろう。
「え、そんな簡単に決めてええの?」
「うん!チカが言うなら間違いなしだって!」
ドレスを手に取りながらそう笑った。

