花と雫


「悠真がゆーっとたんや。前にな」

そう言うチカに納得しつつも、普段の会話に自分の話題が出ていることに対し疑問に思った。

「そうなんだ、ありがとー」

チカに礼をいい、隣に座る。

「そんで、冬華ちゃんは何考えとったん?ぼーっとしとったけど」

「んー、ドレスどうしようかなって。去年風邪で休んだから持ってないんだよね」

そもそも、一日前に手配しようという考えの自分が悪いのだが。
パーティーは夜行われるから明日は朝から休みの為、その時に買いにいこうと思っていたが、実際問題そこにかけられるお金がない。

そこまでねぇよ!というわけではないのだが、わざわざ買うには少し抵抗があるのだ。

「そーなんや。やったら、生徒会の借りたらええやん。今から着てみ?」

「そんなんあるんだ。じゃあ、そうしよ!どこにあるの?」

こっちや、こっち。
まるで、この部屋を熟知しているかのチカは冬華を手招いた。