花と雫


そんな風に思っていると理事長のあいさつがようやく終わったようだった。

早く終わらないかなど思いながら壇上を見つめているとぞろぞろと舞台袖から生徒会役員が出てきた。

遠目に見ても美形ぞろい、かと思われたが一人だけ平凡な女がいることに気が付いた。

ブスというわけではないが、あの中に紛れれば引け目をとる。

だが。
女を見つめながら、違和感を抱いている自分に気が付いた。

どこかで見たことがあるような。

壇上からここまで少し距離があるからはっきりとはいいがたいが、そんな気がした。

そんな風に思っているといよいよ平凡女が挨拶する番になった。

名前で思い出すかもしれない。
少しだけ興味を持ち、耳を傾ける。