花と雫


ただでさえ、4月は忙しいというのに依頼もこなさなければいけないとは全くブラックな仕事場である。

「じゃあ今日は各自寮へ移動して終わりやな」

チカのその言葉で寮についての話を思い出した。
生徒会は特別寮らしく、今の寮から出なくてはならない。

ただ、利点としては同室者がいないことであろう。
荷物が多いわけでもないので、簡単に移動は行える。

「じゃあ、解散だ」

奏の一声でこの場はお開きとなり、各自動き始めた。

「女子寮まで一緒に行こう?」
冬華が美穂に声をかけると美穂は笑顔でうなずいた。