そう笑いかけ、悠真の隣に座った。
ありがとう、ごめんなさいはしっかりする。
目標である。
「ええで全然、んじゃあこの流れで自己紹介しよか。って言っても冬華ちゃん以外はみんな知っとうねんけどな」
「そうなんだ、ま、でも一応しとこ。じゃあ改めまして私から。2年6組の新崎冬華です。よろしくお願いします」
「よろしく」バラバラとそんな声が聞こえ、冬華は笑い返した。
「じゃあ次、俺な。神崎千翔(かんざき ちかと)。チカって呼んでくれたらええよ」
「よろしく、チカ」
笑みを浮かべながら自己紹介するチカ同様に笑い返し、チカのことを改めて見た。
赤茶色の髪に瑠璃色のピアス。
目元の泣きぼくろがまたその色気を助長している。
端正な顔立ちは皆同じだが、まとっている雰囲気が色っぽさを含んでいる。
確実に女慣れしているタイプである。

