「待って、よし、やっと頭が追い付いたわ」
何かを自己完結させたチカと、「女って怖えぇ」と漏らす潤。
あまり興味のなさそうな奏と、何の反応も示さない悠真。
実際悠真とは去年からの付き合いだが、メイクしているところは一度も見せたことのなかったような気がする。
「てか、待って。そんなかわええ恰好して夏樹とどこ行ってたん?」
チカがはっと気が付いたように口を開く。
あぁ、それはねと冬華が口を開く前に、夏樹がにっこりと笑顔を浮かべる。
「俺の家だよ?父さんたちに挨拶に行ってて」
・・・。
そういった夏樹に目を見開く。
この場に二回目のフリーズタイムが訪れる。

