二年越しのありがとうを、キミに。

「すごい上手になってるよ」


「ありがとう。あいりの英語も上手だよ」


「これからは二か国語で会話ができるね」


私たちはそう言って笑い合った。


「それで、答えは?YESorNO?」


あちこちから聞こえてくる異国の言語が耳にあたたかく流れ込んでくる。


「もちろん、YESだよ!!」


英語と日本語が交じり合った言葉。


カイルと目が合うと、胸の真ん中あたりがキュッと痛んだ。


そんな私にお構いなく、カイルは私を見つめたままテーブルの上の私の手を優しく握った。


「2年間、忘れたことなんてなかった。あいりに会いたかった」


今なら、言える。胸を張って。自信をもって。


「I missed you(私も会いたかった)」


夢見たキャンパスライフはまだ始まったばかり。


【言葉は世界をつなぐ平和の礎】


そのフレーズはきっとこれから先の私の未来を創っていくだろう。


私はそう強く信じている。

【END】