二年越しのありがとうを、キミに。

「また会えて嬉しいよ」


英語には慣れてきたけれど、そういうストレートなセリフにはまだ慣れていない。


照れ臭くなってはにかむ私にカイルは続ける。


「あの時、あいりに声をかけてもらえて本当に嬉しかったんだ。正直、初めて訪れた日本で一人っきりでどうしたらいいのか困っていたから。あの時は本当にありがとう」


「ううん、あの時私はとっさにカイルに声をかけたけど、今のようにスムーズに話すことはできなかったからうまく伝えられなかったよね」


自分の不甲斐なさを思い知らされた瞬間だった。