純白の黒



「あの…先生…?」


顔色を伺うように声をかける


今のいい感じじゃない?可愛い高校生っぽい!


よっ!イケてるよ私!



「…………」



「あの……」



「…………」


訂正、イケてないみたい。この人何も言わない。



女子高生が可愛く声かけてきたら誰だってニッコニコになるんじゃなかったんかよ…


テレビで見た感じではそうだったんだけどな、おかしいよね、この先生。



ていうか大人気なくない?なんなの?喋れないの?


あ、わかった!何か訳があって声が出せないんだ!それで気迫でSOSを伝えたいってわけね!?


にしてはちょっと怖いのよ、もう少し控えめにしても私には伝わりますよ先生!


とその時…




「黒牙目当てならやめておいた方がいい」



え。喋れるやん先生。



ついに先生が言葉を発した。



「えっと…黒牙目当てって…」



話の脈絡が見えないのは私のせいでしょうか。いいえ。先生のせいです。そうです。



で、黒牙って…あの黒牙?



全国No. 1の族の黒牙のことかな?




なんで知ってるかって言うと今回私がこの学校に来たのはその黒牙が大いに関係しているからなんだけど。



この人どうして私が黒牙目当てできたって知ってるの!?え、怖い、ストーカー?テレパシー…?