目的地に辿り着いた私達は初めて訪れる猫カフェを
堪能していた
『うわぁ〜!!かわいい猫がたくさん!!』
目をキラキラさせる私をみんなが微笑ましく見つめる
「おお!こりゃすげえな!猫ってこんなに種類があるのか〜」
「ほんとだね〜!顔付きも模様も動きも、人間と同じでみんな違うんだね〜」
「……想像以上にいる…」
「僕も初めて来たけど、これだけの猫を一度に見るのは圧巻だね」
「窓際の方にスペースあるから、そこ行くか」
北斗が指差す先がちょうどお客さんが少なくて
みんなで座れそうだ
思い思いにお気に入りの猫を見つけて
もふもふタイム!!
背が高いみんなを初めは警戒したいた猫たちも
座って手招きすると恐る恐る近付いてきて
みんなに撫でられて幸せそう
私も一匹の猫を抱っこして幸せな時間を過ごす
そっとみんなを見ると、北斗以外のメンバーが
なぜか一箇所に固まり肩を震わせていて
私は首を傾げる
『みんな、どうしたの?」
みんなに疑問の視線を送ると……
奏にそっと手招きされた
不思議に思いながら近付くと、くすくす笑いながら
指を指す
「詩ちゃん、あれ見て」
指された方に目を向けると、そこには
たくさんの猫に懐かれ、困惑する北斗がいた
星竜の総長で基本、真顔が多い北斗は怖がられてしまう事が多いけれど
猫たちは本能で感じ取ったのかもしれない
強くありながらも優しく、温かい人だと…
人だけでなく、動物にも好かれる北斗を私は誇らしく見つめた
本人は自分より遥かに小さく弱々しい猫に
どうしていいか分からず恐る恐る触れていて
その手つきが優しくて、私も普段あんな風に触れられているんだなぁと恥ずかしくもあり嬉しくなる
あまりの数に困惑を隠せない北斗は、私を見て
眉を下げて手招きした
「詩、ちょっと来てくれ」
そんな北斗を微笑ましく思いながら、そっと近付く
近付いた私の手をそっと握って、くいっと引き寄せられた私は北斗の膝の上に……
『え!私は猫じゃないよ!!』
思いもよらぬ北斗の行動に私の心臓はドキドキする
いつもされてる事なのに心臓の音はいつもより早く感じられて、顔が熱くなる
そんな私を愛おしそうに見つめながら
頭を撫でてくる北斗
『私は猫じゃないのに〜!なんで猫じゃなくて私を撫でるの!」
口をパクパクさせながら抗議するのに、まるで聞いてませんって顔で撫で続ける
そんな私達を見て、またみんなが笑い出す
猫カフェに来たはずなのに、猫を堪能せず
私を堪能する北斗に、みんなも店員さんも微笑ましく見つめてくる
恥ずかしくていたたまれなくて、私は猫をぎゅっと抱えながら北斗の胸に顔を隠す
『もうもうもう!!恥ずかしい!!』
恥ずかしくて顔を見せられない!と北斗の胸に顔をぐりぐりと押し付ける
「詩はほんとにかわいいな」
さらにそんな事をぽつりと呟くもんだから
私はさらに恥ずかしくて…けど凄く嬉しくて
好だなぁ思いながらさらにぐりぐりするのだった…
堪能していた
『うわぁ〜!!かわいい猫がたくさん!!』
目をキラキラさせる私をみんなが微笑ましく見つめる
「おお!こりゃすげえな!猫ってこんなに種類があるのか〜」
「ほんとだね〜!顔付きも模様も動きも、人間と同じでみんな違うんだね〜」
「……想像以上にいる…」
「僕も初めて来たけど、これだけの猫を一度に見るのは圧巻だね」
「窓際の方にスペースあるから、そこ行くか」
北斗が指差す先がちょうどお客さんが少なくて
みんなで座れそうだ
思い思いにお気に入りの猫を見つけて
もふもふタイム!!
背が高いみんなを初めは警戒したいた猫たちも
座って手招きすると恐る恐る近付いてきて
みんなに撫でられて幸せそう
私も一匹の猫を抱っこして幸せな時間を過ごす
そっとみんなを見ると、北斗以外のメンバーが
なぜか一箇所に固まり肩を震わせていて
私は首を傾げる
『みんな、どうしたの?」
みんなに疑問の視線を送ると……
奏にそっと手招きされた
不思議に思いながら近付くと、くすくす笑いながら
指を指す
「詩ちゃん、あれ見て」
指された方に目を向けると、そこには
たくさんの猫に懐かれ、困惑する北斗がいた
星竜の総長で基本、真顔が多い北斗は怖がられてしまう事が多いけれど
猫たちは本能で感じ取ったのかもしれない
強くありながらも優しく、温かい人だと…
人だけでなく、動物にも好かれる北斗を私は誇らしく見つめた
本人は自分より遥かに小さく弱々しい猫に
どうしていいか分からず恐る恐る触れていて
その手つきが優しくて、私も普段あんな風に触れられているんだなぁと恥ずかしくもあり嬉しくなる
あまりの数に困惑を隠せない北斗は、私を見て
眉を下げて手招きした
「詩、ちょっと来てくれ」
そんな北斗を微笑ましく思いながら、そっと近付く
近付いた私の手をそっと握って、くいっと引き寄せられた私は北斗の膝の上に……
『え!私は猫じゃないよ!!』
思いもよらぬ北斗の行動に私の心臓はドキドキする
いつもされてる事なのに心臓の音はいつもより早く感じられて、顔が熱くなる
そんな私を愛おしそうに見つめながら
頭を撫でてくる北斗
『私は猫じゃないのに〜!なんで猫じゃなくて私を撫でるの!」
口をパクパクさせながら抗議するのに、まるで聞いてませんって顔で撫で続ける
そんな私達を見て、またみんなが笑い出す
猫カフェに来たはずなのに、猫を堪能せず
私を堪能する北斗に、みんなも店員さんも微笑ましく見つめてくる
恥ずかしくていたたまれなくて、私は猫をぎゅっと抱えながら北斗の胸に顔を隠す
『もうもうもう!!恥ずかしい!!』
恥ずかしくて顔を見せられない!と北斗の胸に顔をぐりぐりと押し付ける
「詩はほんとにかわいいな」
さらにそんな事をぽつりと呟くもんだから
私はさらに恥ずかしくて…けど凄く嬉しくて
好だなぁ思いながらさらにぐりぐりするのだった…

