猫カフェに行きたいと
言った日から数日が経ち
今日は待ちに待った日!
朝からるんるんの私は
少しだけオシャレをしてみたのだ!
長い髪はくるくるにしてサイドでくくり
その上からニット帽
猫ちゃんと触れ合うことを想定して
動きやすいサロペットを選んだ
ボーダーのカットソーに
最後はロングカーディガン
あとはハイカットのスニーカーを履けば
完成!
みんなが待ち遠しすぎて
アパートの1階で待つことにした
みんなが来るであろう方向に目を向け
わくわくを止められない
『みんな、まだかなぁ〜』
こうして誰かを待つ時間も楽しいと思える日が来るなんて……
『ふふ』
星竜の皆と出会った日から、私の生きる毎日は
暖かくて楽しくて、とても幸せ
これからもこんな日々が続けばいいなぁ!
そんな未来に想いを馳せて私は1人微笑んだ
「詩ちゃーーん!お待たせー!」
元気よく手を振りながら、小走りでやって来たのは
奈留だ
その後ろから、北斗、奏、錬、冬がぞろぞろと歩いてくる
みんなと初めてのお出掛け!しかも猫カフェだ!
嬉しい気持ちのまま、私も大きく手を振る
『みんなーー!』
駆け寄る私に、みんなはニコニコだ
「詩、待たせたか?」
北斗が私の頭に手を乗せ屈んで尋ねてくる
『ううん!全然!楽しみすぎて早く出てきちゃっただけなの、へへ』
浮かれすぎな気持ちが恥ずかしくて、照れちゃうなぁ
もじもじしてしまう私をみんなが優しい瞳で見つめてくる
「「「か、かわいい……」」」
全員顔を赤くして、悶絶する
そんな事とは露知らず、詩はニコニコ笑顔で
出発を促した
『みんなで猫カフェ、楽しもうね!』
1人いち早く悶絶から抜け出した奏は詩に声を掛けた
『そうだね!今日は思う存分堪能しよう!』
『そだな!そろそろ行くか!』
『…うん、猫、楽しみ』
『そだね〜!初めての猫カフェ楽しみ〜!』
錬、冬、奈留もワクワクが止まらないみたいだ
歩き出したみんなに遅れないように私も歩き始める
そんな私の手をそっと握るのは、北斗だ
『着くまでこうしてていいか?』
優しい表情で私を見下ろす北斗に、ドキドキしながら
私はこくりと頷いた
繋いだ手から私のドキドキが伝わったらどうしよう
恥ずかしくて下を向くと、繋がれた手が持ち上がる
不思議に思ってそれを辿ると……
繋いだ私の手の甲に北斗が、そっとキスをした
『え…なんで、キス!?』
北斗の突然の行動に驚く私は
前を歩くみんなに見られていないかチラチラと見ながらも意識は繋がれた手に集中してしまう
『詩…、もう絶対にこの手を離さない』
真剣な顔で私を見る北斗に驚きながらも
私は笑顔で頷いた
『私もこれから先ずっと離れないよ』
私の口の動きだけで伝わるかは分からなかったけど
北斗が優しく笑うから、きっと伝わったはず
お互いに繋いだ手にキュッと力を込めて…
言った日から数日が経ち
今日は待ちに待った日!
朝からるんるんの私は
少しだけオシャレをしてみたのだ!
長い髪はくるくるにしてサイドでくくり
その上からニット帽
猫ちゃんと触れ合うことを想定して
動きやすいサロペットを選んだ
ボーダーのカットソーに
最後はロングカーディガン
あとはハイカットのスニーカーを履けば
完成!
みんなが待ち遠しすぎて
アパートの1階で待つことにした
みんなが来るであろう方向に目を向け
わくわくを止められない
『みんな、まだかなぁ〜』
こうして誰かを待つ時間も楽しいと思える日が来るなんて……
『ふふ』
星竜の皆と出会った日から、私の生きる毎日は
暖かくて楽しくて、とても幸せ
これからもこんな日々が続けばいいなぁ!
そんな未来に想いを馳せて私は1人微笑んだ
「詩ちゃーーん!お待たせー!」
元気よく手を振りながら、小走りでやって来たのは
奈留だ
その後ろから、北斗、奏、錬、冬がぞろぞろと歩いてくる
みんなと初めてのお出掛け!しかも猫カフェだ!
嬉しい気持ちのまま、私も大きく手を振る
『みんなーー!』
駆け寄る私に、みんなはニコニコだ
「詩、待たせたか?」
北斗が私の頭に手を乗せ屈んで尋ねてくる
『ううん!全然!楽しみすぎて早く出てきちゃっただけなの、へへ』
浮かれすぎな気持ちが恥ずかしくて、照れちゃうなぁ
もじもじしてしまう私をみんなが優しい瞳で見つめてくる
「「「か、かわいい……」」」
全員顔を赤くして、悶絶する
そんな事とは露知らず、詩はニコニコ笑顔で
出発を促した
『みんなで猫カフェ、楽しもうね!』
1人いち早く悶絶から抜け出した奏は詩に声を掛けた
『そうだね!今日は思う存分堪能しよう!』
『そだな!そろそろ行くか!』
『…うん、猫、楽しみ』
『そだね〜!初めての猫カフェ楽しみ〜!』
錬、冬、奈留もワクワクが止まらないみたいだ
歩き出したみんなに遅れないように私も歩き始める
そんな私の手をそっと握るのは、北斗だ
『着くまでこうしてていいか?』
優しい表情で私を見下ろす北斗に、ドキドキしながら
私はこくりと頷いた
繋いだ手から私のドキドキが伝わったらどうしよう
恥ずかしくて下を向くと、繋がれた手が持ち上がる
不思議に思ってそれを辿ると……
繋いだ私の手の甲に北斗が、そっとキスをした
『え…なんで、キス!?』
北斗の突然の行動に驚く私は
前を歩くみんなに見られていないかチラチラと見ながらも意識は繋がれた手に集中してしまう
『詩…、もう絶対にこの手を離さない』
真剣な顔で私を見る北斗に驚きながらも
私は笑顔で頷いた
『私もこれから先ずっと離れないよ』
私の口の動きだけで伝わるかは分からなかったけど
北斗が優しく笑うから、きっと伝わったはず
お互いに繋いだ手にキュッと力を込めて…

