冬side

…詩

無口で無愛想な俺にいつもニコニコ笑顔で

接してくれる

ろくな返事も出来ないのに

嫌な顔ひとつ見せたことないのに…

さっきの詩は…俺と同じ…

絶望を知っている顔だった

あの笑顔の裏にどんな重いものを

抱えているんだろう…

俺は絶望を味わって感情を

出すことを出来ないでいるけど

詩は感情豊かで笑顔が絶えない

詩が居るだけでそこに居る人が、場所が

輝きを持つ

…だから笑顔でいてよ、詩