「えーっと、ニンジン、ジャガイモ、…肉は、っと、あったあった。 白菜に、マヨネーズでしょ、 あ、ケチャップあったっけ? …んと、これくらいか」 会計を済ませ、スーパーを出る。 夜道を一人で歩いていると、 どこからか、微かに争い声が聞こえた。 「……っだよ!……つまで、……れはっ!」 誰だよ、こんな夜中に。 そう思って、声のした方へ歩く。 それは、ほんのちょっとの興味。 だから、思いもしなかったんだって、 そこにいるのがあんただったなんて。 「ーー水月、柚」