何処からか聞こえてくるそんな声たちに、薄笑いをこぼす。 ────ブォォォォォォオン──── 行き交う人々が足を止めた。 明かりの灯った繁華街に、 Z2の音が響き渡る。 「この街の、女王の音だよ」 そんな私のつぶやきは Z2の鳴き声にかき消された────