「それにさ、もしかしたらお前は俺に気を遣って告白オッケーしたんじゃねえかって、最近は考えるようになって……」
モトちゃんは困ったように眉を下げる。
「俺は物心ついた時からお前のことしか見てなかったよ。ぼんやりしてるくせに警戒心はないから目が離せなかった」
そう、いつもいつだってモトちゃんが私のことを守ってくれた。
知らない人に声をかけられた時も意地悪な男の子がからかってきた時も、『なにしてんだよ!』って、どこにいつもモトちゃんが傍にきてくれた。
「俺がいなきゃダメなんだって思ってきたけど、お前がいなきゃダメなのは俺のほうなんだよ」
「……モトちゃん」
「だから他のヤツに取られないようにお前を早く彼女にしたかった。でも少し焦ったかなって。俺の気持ちを押し付けるばっかりで、お前は俺と同じ気持ちじゃないんじゃねーかって……」
違う、違う。
「ずっと一緒にいたから幼なじみの延長でこうして隣にいるだけで、断ったら俺が傷つくんじゃねえかって、それでお前は俺の告白を――」
「……違う!」
私はモトちゃんの声を遮った。



