「 …… 。」 「はぁー、仕方ない。」 黙ったままの男に しびれを切らした銀髪の男は、 銃先を男のこめかみに当てた。 「ヒッ…ちょ、ちょっと待ってくれ!」 その瞬間、 男からはあからさまの焦りと動揺が見えた。 男の言葉を無視し、 拳銃のセーフティーをおろした直後、 「俺のバックにいるのは [ 御影 ] ていう男だ!!」 男はようやく、 バックにいる者の名前を口にした。