先輩、好きって気づいてください!





「でもこんなイケメンな西田先輩のこと、一度見たら覚えてるに決まってますよね!


中学の時から西田先輩に会ってたらなー。」



「……会ってたら、何?」



うん?
ここで食いつくのか?



少し西田先輩ってずれてるのかな。



「もっと早くから西田先輩のこと知れてたのに!


そしたら今頃付き合ってたのかもしれませんね!」



惜しいなぁ。



もし西田先輩と早くから出会っていたら、相川先生のこと好きにならなかったかもしれない。



苦しい思いはしなかったかもしれない。



でもその分、今西田先輩と出会って毎日幸せを感じられるのかもしれないけど。



「いくら早く会ってたからって付き合えてるわけねぇだろ。」



「うっ……、ひどいです。
酷いですよ西田先輩!」



そんなきっぱり断らなくても。
この鈍感め、その鈍感さを時に恨みたくなる。



可愛いから結局許してしまうんだけど。