先輩、好きって気づいてください!





「でも今回は大丈夫なんですよ!」
「無理だろ。」



「決めつけないでください!
私には江本という人が後ろについてますから!」



私の言葉に西田先輩の表情が少し変わった。



「江本…?それって誰。」



お怒りモードだ。
嫉妬してますね。



「江本は学年一桁のすっごく賢くてその上イケメンの男子です!


勉強教えてくれるって言ってくれたんですよね!」



私が笑顔で言えば、西田先輩がどんどん不機嫌になっていく。



「仲良いのか?」
「まあそうですね!席が近いんですよ。」



私がそう言うと、黙ってしまう西田先輩。



次の言葉を待つ。
まだかな、俺が教えてやるって言葉!



そしたらようやく西田先輩は口を開く。



「……お前さ。」
「はい!なんでしょう!」



「なんで俺に頼まねぇの?」
「……っ!」



き、きた!
その言葉を待ってましたよ!



「江本が賢いって言ってたんで」
「俺の方がそいつより賢いんだけど。」



「え……?」



なんでそんな言い切れるんだろう。



「そいつ、一桁って言ったんだろ?」
「そうですね。」



「なら、俺のが賢いんだけど?」



「えっと……ということは、西田先輩は学年何位なんですか?」



「一位。」
「……はい!?」



「いつも。」
「な、な、な……まじですか!?」



「嘘つくと思うか?」
「思いません!」



え、嘘!
じゃあ本当に一位!?



どこまで完璧なの?
西田先輩は。



江本の一桁にも驚いたっていうのに、上には上がいるってやつだな。



どんまい江本。