「決めた!」
「何が?」
「江本!
あんたの名前だけ貸して!」
「はぁ?なんで?」
「西田先輩って嫉妬深いからさ、江本ってイケメンが勉強教えてくれるって言ったら
きっと西田先輩本人が教えてくれると思うから!」
ドヤ顔で私が言うと、結構本気で江本に引かれる。
「莉乃、本気で言ってる?
どっから来るの、その自信…」
しまいには蘭まで引いてるし。
唯一鈴だけは変わらず笑顔だった。
「西田先輩は莉乃ちゃんのこと好きなんだね」って言ってくれたし。
私の味方は鈴だけだ。
「本当にいけるから!」
「西田先輩にも勉強あるでしょ?」
「いや、西田先輩なら絶対私を教えると思う!」
「なら普通に教えてくださいって言った方が可愛げあるくね?」
江本にしてはまともなことを言う。
でも、わかってないな。



