先輩、好きって気づいてください!





「なんか、すごいことになってんな。」



私たちの近くでご飯を食べてる江本が男子グループの中から顔を出して私の方を見てきた。



「盗み聞き?」
「声がでかいだけ。」



そりゃそうだよね。



まず私たちと江本たちの席が近いし。



「すごいでしょ?」
「お前の行動力がな。でもそんな気抜いてていいのか?」



「どういうこと?」



「来週からテスト期間だけど。お前いつもギリギリなんじゃねぇの?」



はっ……!
しまった!



つい忘れていた。
そうだ、来週からテスト一週間前だ。



これはやばい。



いつもギリギリなのに、今回はさらに勉強してない!



もし最低点とって留年なんかになったら……



「いやー!
西田先輩に呆れられて捨てられる!」



「いや、まず付き合ってないだろ……」



呆れた顔で江本が私を見てくる。
いつか付き合うもんね!



「どうしよう、今回本気でやばい…!」
「俺が教えてやろうか?」



「え?」



その時、名案!とでも言いたげな顔で江本が私にそう言った。