「西田先輩!」
「うるさいって。」
西田先輩は私を睨む。
いや、効きません私には!
かっこいいだけですから!
だから私も睨み返してやった。
そしたら西田先輩の方から顔をそらす。
その頬は少し赤くなっていた。
あれ。
睨んだつもりなのに西田先輩照れちゃったよ。
得した得!
「西田先輩照れたんで負けです。
さあ私が本気だって認めてください!」
「嫌だ。」
い、嫌だって……!
駄々をこねた子供!?
超可愛かった、どうしよう。
「そ、そんな可愛く拒否しても無駄ですからね!」
「うるさい。
可愛い言うな。」
そ、そんな!
可愛い以外に言い表せる言葉はないぞ。
今の西田先輩は可愛い。
ギャップだこれは、胸がキュンキュンする。