先輩、好きって気づいてください!





結局意図が読めないまま、食べ終わってお店の外に出る。



「……あっ、西田先輩!」
「ん?」



「あそこ見てください!」



店を出ると近くにショッピングモールがある。



そのショッピングモールの宣伝をしている看板には“本日小動物コーナーあり”と書かれてあったのだ。



「行きてぇの?」
「はい!……あ、アレルギーとかありますか?」



「ない。」
「じゃあ行きましょう!」



西田先輩の手を無意識のうちに引いて私は歩き出す。



信号で止まって振り向けば、西田先輩の頬が少し赤く染まっていた。



「西田先輩?」



その時初めて私が西田先輩と手をつないでいることに気づいた。



それで照れてるのか。
ピュアな西田先輩、可愛い。



「慣れてないんですね。」
「うるさい。お前のその余裕な感じうざい。」



「私だってそこまで慣れてないんですけどね?」



西田先輩が好きすぎて無意識的に押せ押せになってるのかもしれない。