先輩、好きって気づいてください!





「絶対ジンベエザメですね!
ありがとうございます!


毎晩毎晩、抱き枕にして寝ますね!


絶対西田先輩のことしか考えられなくなってしまいますよ!」



「お前はなんでそういうことさらっと言えるんだよ。」



「事実、だからですかね?」
「本気で気持ち悪いな。」



「西田先輩も私のこと考えて寝ていいんですよ?」



「誰がお前のこと考えるか。
忘れてる。」



どうかなぁ。



西田先輩って案外私のことばっか考えてそう。



日に日に私のことを考えることが増えてたりして?



そうだとしたら可愛いなぁ。
西田先輩、早く私のこと好きって気づけばいいのに。



そしたらこんなデートもこれからたくさん……ああ、幸せ!



「そんなにやけて何考えてるんだよ。」
「えっ、聞きたいですか!?」



「何も喋るな。」
「西田先輩のこと大好きって思ってます!」



もう本当に大好きすぎてどうしよう。
早く彼氏になってほしい、切実に。