先輩、好きって気づいてください!





「それに便利だと思いません?」
「なにが?」



「だって“園”を“西”に変えるだけでいいんですよ?」



「お前はなんで俺と籍入れることにしてんだよ。」



「え?そんなの当然じゃないですか。
私は西田先輩の未来の嫁です!」



だから西田先輩は未来の旦那さんですね。



「は?勝手に決めんな。


そもそも付き合ってもないのによくそんなこと言えんな。」



「もちろん私は西田先輩の未来の彼女ですよ?」
「そんな未来はこない。」



そんなこと言っちゃって。



私がもし他の男と付き合えば嫉妬して絶対行動起こすくせに。



素直じゃないなぁ。



「西田先輩はツンデレですね!」
「俺やっぱ帰る。」



「ぎゃー!
ダメですダメ!」



慌てて西田先輩を引き止める。



電車もうすぐ来るし、帰らたら私絶対泣く。
ホームで大泣きする。