先輩、好きって気づいてください!





今の言葉、そのまま返す……今の言葉、今の言葉……



「………っ、それってもしかして!?」



会いたいって言葉!?



『理解する時間とかいらないだろ普通。』



「普通じゃないんです私!
あの、嬉しいです!


そのまま返ってきたら嬉しすぎて死にます!」



『……じゃあ、土曜日って言ってたやつ金曜でもいいか?』



「も、も、もちろんです!!
いつでもいけます!」



やった!
西田先輩に会える日が縮まった!



まさか私と同じことを考えてくれていたなんて……!



『金曜だと人も少ないし何かと便利だし。』
「そうですね!私たちの邪魔をする人が減ります!」



『その思考は気持ち悪い。』



これが私ですから!



どうしよう、今暴れたい。
とにかく暴れたいよ。



人少ないって私のために考慮してくれてるってことでいいよね!?



照れ隠しってことじゃないよね!?
うん、そうしておこう!



『……あのさ。』
「は、はい…!」



今日はやけに西田先輩から話しかけられる。



そんなに寂しかったのかな?
だとしたら超可愛い。