「西田先輩ー。」



会いたいです。
土曜日じゃ待ちきれません。



金曜日がいい。



でも西田先輩、疲れてるだろうから言えない。
そんなこと絶対言えない。



せめて西田先輩の家知ってたらなぁ………って、ダメだ自分!



そんなストーカーのような思考を持ってはダメ!



もうストーカーもどきかもしれないけどさ。



「……はぁ。」



ため息をついてスマホを持ち、ベッドにダイブする。



結局勇気が出ずに電話できない。
たった一回、画面をタッチするだけなのに。



「死にそうです……」



西田先輩不足。
抱きつきたい、あの身体に。



スポーツもできるから、引き締まってるんだろうな。



抱きつきたい、抱き枕欲しい。



等身大の西田先輩の……ってまたこんな考えしてるよ私。