「で、でもデートしていただけるんですよね!?
じゃあ連絡先、交換してください!」
呆れられても私は気にしない!
いつものことだからね。
「………いいけど。」
ほら、やっぱり優しい!
思わぬ展開で連絡先をゲット!
西田先輩と登録して見つめれば、もうニヤニヤが止まらない。
「顔、きもい。」
「これも西田先輩のせいですね!」
「意味わかんねぇ。」
「そのままです!かっこよすぎるからですね!」
もう私幸せすぎてどうしよう。
今からデートの日が楽しみ!
「先輩、いつ会いましょうか?」
「いつでもいい。」
「先輩金曜日は疲れてるだろうから、土曜日?
7日間も我慢しなきゃいけないのか……
あっ、えっと、土曜日でお願いします!」
「ん、わかった。
一週間ぐらい我慢しろよ。」
「むむっ、西田先輩は平気でも私は無理なんです!
……あっ、そうだ!
電話しましょう電話!
修学旅行で夜寝る前に電話ください!」
「はぁ?なんで俺が…」
「じゃあします!とってくださいね!?」
少し調子に乗りすぎたかな。
でもいいもん!
せめて声だけでも聞きたい…!



