先輩、好きって気づいてください!





単純な私だけどそんなの気にしない!



「だから聞いてんだろ。」
「えっと、じゃあわがまま言っていいですか!?」



「物による。」



本当は西田先輩が欲しいって言いたいけど、無理なのはわかってるから真面目に答える。



「ぬ、ぬいぐるみが欲しいです!
あっ、できれば西田先輩の匂い付きで…」



「やっぱ買わねぇ。」



「う、嘘です嘘です!


あははっ、西田先輩が買ってくれたやつならなんでもいいです!」



本当になんでもいい。



西田先輩が触れたものを私はもらえるのだ。
たとえ食べ物だとしても一生大事にする。



「……ん。」
「あ、ありがとうございます!」



やばい、本当にかっこよすぎて今すぐ倒れそうだよ!