前を向くと、晴人先輩には劣るけどそこそこかっこいい男の人たち二人組がいた。
「ああ、久しぶり。」
どうやら晴人先輩と知り合いらしい。
「やっぱり!久しぶりだなぁ!
あけおめ!!」
「晴人、さらにイケメンになったな……って、えぇ!?」
そんな男の人のうちの一人が私の方を見て、目を見開き固まってしまう。
え?
晴人先輩の隣に女の私がいて驚いているのかな?
なんて思っていたら……
「も、もしかして莉乃ちゃん!?」
「え?……って、うわっ、本当じゃん!莉乃ちゃんじゃん!」
とまさかの私のことを知っていて。
逆に私が驚いた。



