先輩、好きって気づいてください!





「晴人先輩ー。」
「あのなぁ、お前まだ十六だろ?」



「この歳でもしてる人いますもん。」



「それからまだ付き合って一ヶ月ぐらいしか経ってねぇんだけど?」



「私たちの両想い期間はもう半年をゆうに越えてます。」



じーっと晴人先輩を見つめる。



晴人先輩は私を呆れ顔で見てくるけどそれでもめげない。



「普通女って怖がるもんだろ。」
「怖くないです。愛があればオッケーです!!」



そんな私に対しため息をつく晴人先輩。



いつもはこれで終わりなんだけど……



晴人先輩は立ち上がり、ベッドの上に腰を下ろした。



これは初めてだ。
もしかして、今日こそは!?