「莉乃の前だとあんなに西田先輩って優しくなるのね。」
蘭は信じられない、とでも言いたげな顔をする。
多分私だけが晴人先輩にデレデレだと思っていたのだろう。
「へへっ、びっくりした?
晴人先輩は私のことが大好きなんだよ!」
「私、見てて思ったよ!
莉乃ちゃんたち、幸せそうだなぁって。」
そしたら鈴も、私たちを見た感想を言ってくれた。
「うわー、鈴ってやっぱりわかってる!
本当に幸せだよ!今。」
毎日が楽しい。
こんな日がずーっと続くことを願ってる。
晴人先輩と私の愛は深いからね。
そう簡単には壊れないよ!



