「晴人。せっかく彼女の莉乃ちゃんが来てくれたっていうのに冷たいなぁ。」
その時、近くで男の人の声が聞こえてきた。
見ると、爽やかな笑顔が印象的な人で。
晴人先輩の友達かな。
「こんにちは、莉乃ちゃん。
俺は晴人の友達だよ。」
「あ、はい!
よろしくお願いします!
晴人先輩の彼女の莉乃です!」
「噂通り元気で可愛いなぁ。」
「えっ、嬉しいです!」
「二年の中でも有名だよ、莉乃ちゃんのこと。
あの女嫌いの晴人が惚れた可愛い後輩がいるって。」
「やだ、そんな恥ずかしいですよ……!
それに私が惚れたんで!」
可愛い後輩とか嬉しすぎる。
それに有名だなんて。
「素直な莉乃ちゃん可愛いなぁ。
ね、晴人と喧嘩したら俺のとこおいで。
慰めてあげる。」
「えー!それは嬉しいです!
ありがとうござい……」
「おい、お前莉乃に気安く話しかけんな。」
お礼を言いかけた時、私を遮るようにして晴人先輩が口を開いた。
それも気安く話しかけんな、だなんて。
嫉妬ですねこれは、可愛い。
今の晴人先輩見て、クラスのみんな騒いでる。
うん、私も騒ぎたい。
心の中で叫んでる。



